「段取り力」を鍛えたい方へ

今回読んだ本は、【段取り力 〜「うまくいく人」はここがちがう〜】です。この本を読もうと思った理由は、現在の仕事を通じて、自分は段取りができるようになる必要があると思ったからです。特に必要だと感じた瞬間は、システムリリースの納期を守れず、周りの方達に迷惑をかけてしまった時でした。今後はそのようなことを起こさないためにも、段取りを取れるようになりたいと思い、この本を読みました。

この本から、「段取り力」について学んだことは以下の3つです。

1. 「段取り力」とは、大筋を外さないことと優先順位を間違わないこと
2. 「段取り力」は自分一人の利益のためでなく、自分の周りの人達にも利益をもたらす力である
3. 段階を踏んで目的を達するのが普通の「段取り力」だとすると、突発的なトラブルが起きたとき、回復できるようなシステムを作っておくのは、高度な「段取り力」である

1.に関してですが、事例として「試験問題を解く際の段取り」が挙げられていました。試験問題を解く際に、第1問目から解き始めるか、それとも後ろの方の配点が高いものから解き始めるか。効率的に点数を取るためには、後者の方がよいだろう、というものです。成功(この事例の場合は高い点数を取ること)の秘訣は、「最大の鍵になるポイント(優先順位の高い仕事)に最大のエネルギーを注ぎ込むこと。その人の能力いかんというよりは、そのエネルギーの使い方次第である」ことを学びました。

2.に関してですが、段取りが取れていると、始めに私が挙げた「納期を過ぎてしまう」ことを防ぐことができ、さらに、段取り通り仕事を進められているという「気持ちよさ」や「爽快感」を感じることができるようになります。これはもちろん自分一人ではなく、プロジェクトに関わる全ての人が感じることができ、全体的に良い雰囲気で仕事ができるようになります。自分一人の仕事に関する段取りを組むのではなく、自分の仕事に関わる方達の仕事まで含めた段取りを組めるようになりたいと思いました。

3.に関してですが、高度な段取り力の事例として、「列車ダイヤ」が挙げられていました。日本の列車の運行時刻の正確さは、世界から見ても非常に稀ですが、その理由は、何かトラブルが起きたとき、それを吸収して、いち早く回復できるように、事前に段取りがされていることによる、そうです。事故や工事が発生した際、どの列車に影響が出て、どの区間を規制するか、など、前もってトラブルに対するシミュレーションができていることが、「段取り力」の理想だということを学びました。

上記の内容以外にも、世界的に活躍しているスポーツ選手の段取り力についてや、今後段取り力を高めていくための具体的な実践方法など、段取り力を理解し、それを高めるための具体的な内容が多数書かれてあります。多くの気づきを得られ、また具体的な実践方法がわかる良本です。