ユーザにとって「使いやすい・使いたい」システムを作るために

先週1週間は、ユーザーにとって「使いやすい、あるいは使いたい」システムとはどんなものか、そしてそのようなシステムを作るためにはどうすればよいのかを考えた1週間だったと思います。普段開発を進めていると、どうしても「機能をどうやって実装するか」に意識が集中してしまい、「実際にその機能をどのようにユーザに使ってもらうか」については後回しになってしまっています。その結果、いざ自分以外の方にシステムを使ってもらったら、「自分の知りたい情報がどこで見れるのかわからない」とか、「使い方がよくわからない」という言葉を頂いてしまうことになります・・・。

このような言葉を頂いてしまわないためにも、今後、どのようにシステム開発を進めていけばよいのかを考えてみました。仕事を通じて感じたこと、また、先日参加させて頂いたアジャイルジャパンでのワークショップで実際にペルソナを作ってみて感じたことなどを以下に、まとめたいと思います。

・ユーザに会う&想定ユーザをアウトプットする
アジャイルジャパンでの、「プラグマティック・ペルソナ」についてのワークショップでは、「ペルソナ」を実際に作ってみることを体験できました。私のグループでは、「方向音痴な人」について、人物像や年齢、趣味、行動特性、抱えている悩みなどの面からペルソナを作り、その後、実際に方向音痴な人にヒアリングをしました。結論から言って、最初に自分達で考えた(想定した)ペルソナと、実際の方向音痴な人とは、だいぶずれがありました。1人旅行にはあまり行かないのかと思いきや、行く人が結構多かったり、また、よく遅刻してしまうことで困っているかと思いきや、自分が方向音痴だと分かっている分、早く家を出ることで遅刻はせず、逆に早く着きすぎてしまうことに困っていたり等、自分たちでは考えもつかなかった回答がありました。
これらのことより、より現実に近いペルソナを作るためには、「多くのユーザに実際に会い、生の声を聞くこと」と、「想定したユーザをできるだけ具体的にアウトプットする(紙に書き出す、人に話す等)こと」を同時に進めていくことが大事だということがわかりました。

・システムの各画面の目的を明確にする
私の好きな言葉に、「Simple is best」という言葉があります。「シンプルであることが最も良い」、これはシステムの画面を考える際にも当てはまると思います。これについて、ここ1週間で感じたことがあります。それは、「シンプルな画面にする」ためには、その画面の「目的」が明確である必要がある、ということです。その画面で「ユーザに最低限、何を見てもらいたいのか」が明確になれば、その情報のみを表示させればよいし、その画面で「ユーザに何をしてもらいたいのか」が明確になれば、余計なボタンやリンクを除くことができるようになります。まずは、画面の「目的」を明確にすることを今後心がけていこうと思います。