パーソナルSEO(ビジネスパーソンのあなたは、どんなキーワードで検索されたいか?)

プログラマー Ruby 保守性〕、〔コンサルタント 親切〕、〔営業 控えめ〕、・・・。

突然ですが、ビジネスパーソンのあなたはWEB上でどんなキーワードで検索されたいですか?そして、どんなキーワードで検索結果「1位」を取りたいですか?

 

 

 GoogleやYahooなどのサイトで行える「検索」。これにより、自分が必要としている情報に素早くたどり着くことが可能となります。例えば、近所に美味しくて、かつ安い焼き鳥屋がないか知りたいときは、〔美味しい 安い 焼き鳥 練馬〕などと検索します。すると検索結果がずらっと表示されます。気になった店舗を一つ一つ確認していき、最終的に美味しく、かつ安い焼き鳥屋を見つけることができます。

 

 この「検索」という行為。あなたは、『人』について行ったことはありますでしょうか?もしかしたら、ある特定の個人について検索してみたことがある方はいらっしゃるかもしれません。正直な所、私は検索してみたことがあります(「あいつ今何しているのかな?」という興味本位からです)。

 

 ただ、興味本位ではなく、ビジネスのために『人』を検索することはほとんどしたことがないです。また、逆の立場から見て、自分が「(どんなキーワードで)検索されたいか」と思うこともありませんでした。

 

 この最後に上げた意識、「(自分はどんなキーワードで)検索されたいか」。これが今回、当記事で取り上げたいテーマです。

 

 

 私は、今後ビジネスパーソンとして生きていくためには、この「(自分はどんなキーワードで)検索されたいか」という意識が必要だと考えています。ここで言うキーワードとは、「自分の強み」を言語化したものです。また、その意識の元、自分の強みを表現するための情報を、ホームページやブログなどを使って継続的に発信していくことが大切だと考えています。

 

 

 当記事では、【Ⅰ. 上記のような考えに至った、近年の社会状況】について、また、【Ⅱ. 上記のようなことをしていく上で必要となる「パーソナルSEO」】について、さらに、【Ⅲ. 「パーソナルSEO」を各自が実践することで、個人的・社会的にどのような効果をもたらすか】についてまとめたいと思います。

 以下、当記事の構成です。

 

Ⅰ. 近年の社会状況

Ⅰー1. 組織に頼らずに、自分の強みを明確にして自律的に生きていくことが大切

Ⅰー2. 個人による情報発信が容易にできる

Ⅰー3. 検索により、需要と供給が適切にマッチされる

 

Ⅱ. パーソナルSEO

Ⅱー1. パーソナルSEOとは『人』を対象としたSEOのこと

Ⅱー2. 自分の強みを表すキーワードを決める

Ⅱー3. キーワードに関連した情報を継続的に発信しつつ、適宜キーワードが適切か振り返る

 

Ⅲ. パーソナルSEOの個人的・社会的効果

Ⅲー1. 自分の強みを少しずつ明確にしていくことができる(個人)

Ⅲー2. キャリアアップ・自己実現につながる(個人)

Ⅲー3. 人材を採用する際の時間コストを削減できる(就職・転職業界)

 

 

Ⅰ. 近年の社会状況

Ⅰー1. 組織に頼らずに、自分の強みを明確にして自律的に生きていくことが大切

 昨今の世界的不況、先進諸国の市場の成熟化、インターネットの普及に伴う国際競争の激化などにより、現存するほとんどの企業には「安泰」という二文字はありません。その中で個人として「(生活の)安泰」をつかみ取るためには、企業組織に頼ることなく、自分の強みをもって自律して生きていくことが大切です。

 

 仮に現時点で何らかの組織に属して働いていたとしても、定期的にその組織外の世界に触れるようにし、現時点の自分の働き方や社会的ポジションを客観的に捉えようとする姿勢が重要です。「今取り組んでいる仕事を通じて身につけられるスキルは、他の組織でも通用するスキルなのか?」、「この組織に、なぜ自分は属しているのか?(この組織に対して、自分のどのような強みを活かすことができているのか?)」など、いろんな視点から確認できると思います。

 

 「ある組織の中で生き残る」のではなく、「社会の中で生き残る」ために、社会から必要とされる自分の強みを明確にしていくことが、現代では求められています。

 

 

Ⅰー2. 個人による情報発信が容易にできる

 インターネットが普及した事により、個人による不特定多数の人に対する情報発信が容易にできるようになりました。ブログやホームページを無料で簡単に作ることができますし、また、twitterFacebookといったSNSを利用することで世界中の人と直接コンタクトを取ることができます。さらに文章だけでなく、youtubeなどを使って自作した動画も世界に向けて発信することができるようになりました。

 

 一昔前の時代では、不特定多数の人に対して何らかのメッセージを伝えるためには、テレビや新聞、本などのマスメディアを通じて行うしか方法がなく、一部の人しかその機会を得られませんでした。しかし現在では、全員に平等に機会が与えられています。

 

 現代では、インターネットを使えば、誰もが世界中の人に対して情報を届けることができます。

 

 

Ⅰー3. 検索により、需要と供給が適切にマッチされる

 インターネット上に「検索」という機能が登場するまでは、わからない事や知りたい事はどのように調べていたでしょうか?「辞書を買って調べる」、「図書館に行って調べる」、「周囲の人に聞く」等でしょうか。今考えると、これらの手段には相当のコストがかかっていたことがわかります。辞書を買うためにはお金がかかりますし、図書館に行くためには時間がかかる。周囲の人に聞くことには、お金や時間はほとんどかかりませんが、情報源が限られてしまい、そもそもの目的(わからない事について知ること)が達成出来ない可能性が高いです。

 

 しかし現在は、インターネット上の「検索」機能により、自身が必要としている情報を、無料ですぐに世界中の情報源から調べ出すことができるようになりました。これは同時に、逆の視点から見た場合、仮に世界中から必要とされる情報を発信(供給)すれば、誰もが世界中の人の役に立つ(需要に応える)ことができるようになったことも意味します。

 

 

 以上、Ⅰー1、Ⅰー2、Ⅰー3より、現代社会で自律的に生きていくための一つの方法として、「自分の強みを元にした有益な情報を、世界に対して発信していく」ことが有効だと私は考えます。しかし、ただやみくもに情報を発信していっても、あまり進歩がありません。「発信した情報は、本当に有益なものになっているのか?」、あるいは「発信した情報は、本当にその情報を欲している人に対して届いているのか?」などのように、定期的に振り返ることが重要です。このように定期的に振り返り、それを基に今後の計画を立てることを行うのが、これより以下に記載する「パーソナルSEO」です。

 

 ここからは、「パーソナルSEO」とは具体的にどのようなことを指すのか、そして、各個人が「パーソナルSEO」を実践することで、個人的・社会的にどのような効果があるのかをまとめたいと思います。

 

 

Ⅱ. パーソナルSEO

Ⅱー1. パーソナルSEOとは『人』を対象としたSEOのこと

 まずSEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略語です。検索エンジン最適化とは、一部の方達の中では「GoogleやYahooなどの検索結果で、より上位にサイトを表示させるために、様々な作業を行うこと」と定義されていますが、当記事では次のように定義したいと思います。検索エンジン最適化とは、「GoogleやYahooなどに正しく評価してもらうために、様々な作業を行うこと」です。

 

 もし仮に、とても有益な情報を自身のサイトに掲載していたとしても、そのことをGoogleやYahooに正しく評価してもらえなければ、検索結果に表示されることはありません。また、自分の強みを表したキーワードとは全く異なるキーワードで検索結果の上位に表示されたとしても、そのキーワードで検索した方にとっては残念ながら有益でない情報となってしまいます。

 

 これらのような事態にならないためにも、「このサイトは〜についての記事を掲載しているサイトです」といった情報や、「このサイトは、・・・といったキーワードで検索を行った方に見てもらいたいサイトです」といった情報をGoogleやYahooに伝える必要があります。

 

 「パーソナルSEO」とは、このSEOを「人」を対象として行うことと、当記事では定義したいと思います。「このサイトは、保守性の高いプログラムを組むことのできるrubyプログラマーが書いたサイトです」といった情報や、「このサイトは、親切なコンサルタントを探している人に見てもらいたいサイトです」といった情報をGoogleやYahooに対して伝える、といった情報をGoogleやYahooに伝えるために、下記に記載するような「キーワードの決定」や、「継続的な情報発信」などを行っていきます。

 

 

Ⅱー2. 自分の強みを表すキーワードを決める

 パーソナルSEOを実践するためには、まず初めにキーワード(自分の強みを言語化したもの)を決める必要があります。自分の強みを知るために、これまでの人生を棚卸ししてみるのもよいかもしれません。また、そこまで時間をかけたくないのであれば、周囲の人から褒められたことのある部分を強みにしてもよいかもしれません。何らかの方法で、自分の強みを言語化してみてください。(ちなみに私の場合は、〔アイデア 実行〕、〔コンセプト 実行〕、〔inspire〕、〔creative〕などです。)

 

 なお、本来のSEOでは、キーワードを決めるために、まずそのキーワードの月間検索数の調査や、そのキーワードの競合調査などの事前調査を欠かさず行います。しかし、そのような経験が無い方にとっては、これらは非常に難しい作業です。また、【Ⅲ. パーソナルSEOの個人的・社会的効果】でも記載するように、この作業(自分の強みを言語化してみること)自体が、自分の強みを明確にすること、さらにその後のキャリアアップにつながる第一歩となると思うので、あまり重く受け止めず、まずは何らかのキーワードを決めてしまって問題ないと思います。

 

 

Ⅱー3. キーワードに関連した情報を継続的に発信しつつ、適宜キーワードが適切か振り返る

 キーワードを決めたら、後はそれに関連した情報をブログやホームページを使って発信していきます。いきなり記事を書き始めてもよいのですが、その前にいくつか設定をしておけば、より効果的にGoogleやYahooに情報を伝えることができます。

 

 Googleに伝える方法の一例としては、下記のようなものがあります。詳しくは、検索エンジン最適化スターター ガイドをご覧ください。

 ・titleタグに、ページタイトルを設定する

 ・descriptionメタタグに、ページタイトルの概要文を設定する

 

 また、実際の記事の内容では、もちろん読者にとって有益な情報を書くのはもちろんですが、適切にキーワードを埋め込むことが重要です。GoogleやYahooは、そのサイトにどのようなことが書かれているかを調べるために記事の内容を確認します。もし記事の文中に頻繁に使われる文字があったら、その文字に関わる記事なのだとGoogleやYahooは判定します。もちろんこれだけではなく、他の様々な要素を含めて判定されますが、Ⅱー2で決めたキーワードを適切数埋め込むことで、そのキーワードに関連した内容であることをGoogleやYahooに伝えることができます。ただ、ここで「適切数」と記載したのは、埋め込みすぎるとペナルティーを受けてしまい、検索結果に表示されなくなる危険性があるためです。「〜というキーワードに関連する記事を書いている」という意識を持って書くくらいがちょうどよいでしょう。

 

 

Ⅲ. パーソナルSEOの個人的・社会的効果

Ⅲー1. 自分の強みを明確にしていくことができる(個人)

 ブログやホームページを使って情報をアウトプットすることで、頭の中で考えることだけを行うよりも、情報を整理することができ、また、自分の強みも整理することができます。さらに、アウトプットした情報に対するフィードバックを頂いたり、サイトのアクセス解析をしたりすることで、本当に自分が発信している情報が読者にとって有益なものとなっているのかをはっきりと確認することができます。もし役に立っているとわかれば、自分の強みを活かすことができている証拠となるし、逆に役に立っていないとわかれば、それが自分の強みではないのかもしれないことがわかります。そうなれば、改めて自分の強みを振り返る良い機会となるでしょう。

 

 これらのことを繰り返し行っていくことで、自分の強みを少しずつ明確にしていくことができます。

 

 

Ⅲー2. キャリアアップ・自己実現につながる(個人)

 では、【Ⅲー1】で、自分の強みを明確にしたら、何が嬉しいのでしょうか?

 

 もし自分の強みをはっきりと自覚できたら、その強みを活かすことができる職場を選び、そこで成果を出し、さらなるキャリアアップをしていくことができます。また、自分が社会に必要とされている、社会の中で自分のポジションが明確にあると認識することで、生きがいを感じ、自己実現にもつながります。「上司から言われたから、この仕事をしている」とか、「会社からやれと言われたから、この仕事をしている」などのような働き方ではなく、「この人の役に立つために、この仕事をしている」とか、「社会をよりよいものにするために、この仕事をしている」などのような働き方につながっていきます。

 

 

Ⅲー3. 人材を採用する際の時間コストを削減できる(就職・転職業界)

 現代のビジネス業界は、人材が流動的に動くようになってきています。そのため、企業が人材を獲得しようとする機会も増えています。その際に、もし仮に、保守性の高いプログラムを書くことができるRubyプログラマーを探していて、「プログラマー Ruby 保守性」などと検索を行い、人材がずらっと検索結果に出てきたら、人材を探すためにかかる時間コストはだいぶ少なくできるのではないでしょうか。

 

 時間コストには、就職や転職が決まる瞬間までの時間(人材を探す時間、面接をする時間など)の他に、決まった後、つまり新たに獲得した人材が働き始めた後の時間も含まれます。後者の時間がコストとなってしまうのは、ミスマッチによる早期辞職をしてしまった場合が当てはまります。このような、両者にとって不幸なミスマッチも、継続的に蓄積してきた情報を基にその人材の強みを判断すれば、少なくなるのではないでしょうか。

 

 

 当記事は、以上で終わりです。

 改めて最後にお聞きしたいと思います。ビジネスパーソンのあなたは、どんなキーワードで検索されたいですか?